日本語の場合は漢字の選択によって区別するが、英語では違う単語が用意されているのが面白い。「聞こえる」、「見える」とは言っても「聴こえる」、「観える」とはあまり言わない。その違いが英語の場合はちがう単語になるのだ。
Hear/listen の使い分け

I heard that you like to listen to music.
あなたは音楽を聴くのが好きだって聴いたけれど。

Yes, I love listening to music. Who did you hear that from?
うん、音楽聴くのは好きよ。誰から聞いたの?

Can you hear that music coming from somewhere?
どこかから音楽流れてるの聞こえる?

I hear background music but I don’t want to listen to that crap.
BGMが聞こえるけれど、そんなの聴きたくはない。

Do you hear what I am saying?
僕の言っていること聞いてる?

Yeah, I hear you but I don’t have to listen to you.
聞いてるよ、でも君の言う事を聞く必要はない。
Listen to 〜=の言う事を聴く=言うことを聞く=言う事に従う

You should listen to your mother.
母親の言う事を聴きなさい。

Yes, mom. But please hear me out.
分かったわ、お母さん。でも私の言うことも聞いてちょうだい。
hear 人 out = 人の言っている事をちゃんと聞いてあげる

Listen up, guys! We need to be nice to each other.
君らよく聞けよ。お互いに仲良くしなきゃ。

Yes.

OK.
See/watch の使い分け

I see you walking along the path behind the building but you should watch where you walk.
建物の裏の道を歩いているのを見かけるけれど、足の踏み場をよく見た方がいいわよ。

Why?
なんで?

There are dog poops all over.
犬の糞がそこら中にいっぱい落ちてる。

Do you see that guy over there?
あそこにいる男が見える?

Yes. The guy with the hat?
うん、帽子を被ってる奴?

Yes, now, watch closely what he is carrying.
そう、ちょっとよく何を持っているか見てみて。

Wow, is that a kitten?
おおっ、子猫か?

I could see the stars very clearly last night.
昨日の夜は星が綺麗に見えたわ。

Yes, I watched shotting stars for an hour or so.
そうだね。1時間ぐらい
まとめ
意思や意図を持って見たり、聞いたりする場合と、ニュートラルな場合との違いを考えると自然に使い分けが出来る。動くものを注意して観たり、音楽をじっくり聴いたりするのと、自然に聞こえてきたり、見えてきたりするのとの違いなのだ。
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