カタカナ語が英語を難しくする4つの理由

英語レッスン

前回の投稿で、ホエール/クジラという言葉を伝えるのに苦労した話を書いた。カタカナは誤った英語の発音や意味を間違える元になる。面白いことに、逆に英語を話す人にとっては日本語のカタカナは難しく、僕の妻が日本語を話そうとする際、カタカナ語を日本語の発音で言う事はほぼ不可能に近い。

慣れてしまったものを修正するのは大変

一旦頭に入ってしまった知識を修正するのは、新しい知識を吸収するよりも難しい。英語を日本語に取り入れたカタカナ語には色々な意味で歪みがある。同じ言葉でありながら同じではない。全くの混乱の元なのだ。

理由1:正確な発音、イントネーションを妨げる

これが一番厄介だ。マクナルドやマリリン・モンローなどの固有名詞もそうだが、普通の言葉もたくさんある。例えばイントネーションが違う言葉では、メージ、スカレーター、ンネル、アクサリーなど。(太字にアクセントがある)。

発音が少し違う言葉では、ジャンル (ˈZHänrə)、ブラシ(brəSH)など。日常のカタカナ語として使うために、英語を話す際に思わず日本語的な発音で間違う。

ちなみにカタカナ表記が2つあるものもある。例としては、Iron = アイロン/アイアン。machine = マシーン/ミシン。それぞれ指す物が違っているのも面白い。

「Yシャツ」って「Tシャツ」もある事なので、何かが「Y」なのかと思いきや、実は”white shirts”。ある意味で実際の発音に近かったりする。ブルーのYシャツなんて言うとすごく矛盾しているわけだ。同じような例は「バケツ」。複数形の”buckets” なんだよね。

理由2:意味が違ってしまったもの。

例えば「マンション」。I live on the first floor of the mansion. とか言ってしまうと、「私は豪邸の一階に住んでます。」となり、相手は「?」となる。正確にはcondominiumが正しい。

「ヨット」も日本語では小さな帆船を一般的には指すが、英語では帆が付いていない豪華なクルーザーや、レース用の帆船を意味する。

理由3:和製英語

オートバイ、ガソリンスタンド、コンセントなど、日本で勝手に作った言葉も、日常的に使っているし、英語っぽく聞こえるので思わず使ってしまう。正確にはそれぞれ、”motorcycle, gas station, wall plug” となる。

理由4:英語以外の言葉

カタカナだから英語だと思い込みがちだが、オランダやドイツから「外来」してきた言葉はかなりある。アルバイト、エネルギー、トランプ、ゴム、テーマなどがそうだ。それぞれ “part-time job, energy, playing cards, rubber, theme” が英語だ。

まとめ

カタカナ語はどんどん増えている。結構難しい言葉、例えば「ネゴーシエーション」なんて言葉も日本語として使われ、びっくりする事もある。しかし、カタカナ語と英語とは一旦切り離して覚え直すのは必要だ。

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