日本語を話す人にとって難しい「L」/「R」の違いで意味が変わってしまう場合。よく気を付けていないと、思わず違う言葉が口から出てしまったりするよね?
今回は「漂白剤」”ブリーチ(bleach)” と、もう1つの”ブリーチ (Breach)「違反、決壊」”との違いをしっかりと把握しよう。
漂白剤の”ブリーチ”
舌を上の前歯の後ろにしっかりとつけて「L」をクリアーに発音しよう。なんて言うのは簡単だけれど、いつも意識をしていれば、「L」の音が聞こえてくる、そして自分でもその「音」が作れるようになる。
名詞で「漂白剤」、ブリーチと言う言葉はカタカナ語として知られている。
“Sun bleached” 外光に当たって色あせてしまった様子。
“Bleached blonde” 脱色して金髪にしている髪の色。
の様に、過去分詞形として形容する場合が多い。
“Bleacher” という紛らわしい単語もある。これはスポーツ観戦のための階段式の客席をさす。
これは、屋外にさらされている座席だから “Bleacher” なのか?僕の勝手な推測です。
Breach
こっちは「R」のブリーチだ。舌の奥を下に押し付ける感じで、舌の先は口のどこにも当たらない状態で「R」を発音しよう。
“Breach”のソウルは:
「円」として閉ざされて、完結している線が切れてしまう、約束や、 防衛線などの絆や、結界が壊れる。
という感覚だ 。

会話例を見て感じをつかもう。

How come the contract with the company wasn’t renewed?
例の会社との契約はどうして更新されなかったのですか?

Because there was a breach of contract.
それは契約違反があったからです。

They were in breach of the contract, not us, right?
先方の契約違反であって、ウチでは無いですよね?
in breach of ~ = 〜違反 例:In breach of law

The flood water was about to breach the levee yesterday.
昨日、洪水の水が川の堤防を決壊する寸前だったんだ。

That would have been a disaster!
そうなってたら大災害だったわね。

I heard the bank had a major customer data breach on the news.
ニュースで聞いたけれど、銀行の顧客情報が大量に漏れたらしいわよ。

I think I should stop my credit card.
ワシのクレジットカードを止めた方が良いな。


I am afraid of breaching the subject with Toby.
トービーにこの話を持ち出すのが怖いのよ。

What did you do this time? Ate his food again?
今度は何したの?またトービーのご飯食べたのか?

I lost his favorite toy!
トービーのお気に入りのおもちゃ、失くしちゃったの。

That will cause a breach in the friendship for sure.
それは君らの友達関係に支障をきたすねえ。
Breach ~ with 人 = 〜の話を誰々に持ち出す、誰々に〜の話をする
Breach のもう1つの意味は、クジラなどが海面から空中にジャンプする事だ。

まとめ
さて、「L」と「R」の違いで大きく変わる2つの言葉の意味の違いが整理出来ただろうか?
今だに、僕自身、こう言った紛らわしい言葉をフトした時に間違える事もたまにあります。こうしてもう一度きっちり整理するのは自分にとっても良い機会だ。
モゴモゴと多少の疑いを持って喋らずに、自信をもってバシリと言える様にしよう。

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