英語のよくある表現、決まり文句の表現など結構日常会話に出てくる。また、使われる表現にはそれなりの理由があり、英語のソウルを体感するのに役に立つ場合も少なくない。以前からクリシェシリーズとして紹介しているが、今投稿では「手」、Handに関係がある表現を集めてみた。
指は器用な道具である All thumbs
”all fingers and thumbs”または”all thumbs“. 不器用な様子を表現する。まあ全部の指が親指だったら苦労するのは分かるけれど…。

Do you think Bob can repair my car?
ボブは僕の車を修理できるかな?

I don’t think he can. He is all thumbs.
出来ないんじゃない。彼は不器用だからね。
現行犯は「赤い手」? Caught Red Handed
“Caught red handed.”, あるいは”Caught with your hand in the cookie jar.” という表現。つまりは現行犯だ。

Bugoo! Don’t eat cat food! You are being caught red handed.
バグー!猫の餌を食べるなよ!現行犯だぜ。

Oops. I guess you should say, “red-pawed”.
あら見つかっちゃった。この場合は”red pawed” と言うべきだね。
動物の「手」はPawと言うので冗談で言っている。
ちなみに左利きのサウスポーはSouthpawだ。
「パー」は「グー」に勝つのか? Hand over fist
“Hand over fist” は「素早く」という意味があり、典型的にはお金を短い期間で儲ける、無くすという表現に使われる。

He came up with a great product and he is making money hand over fist .
彼はすごい製品を思いついて、お金をガンガン稼いでいる。
いつも見てよく知っているわけね。 know it like the back of my hand

Are you sure that you are not lost, Yojo?
道に迷ってないよね、ヨージョー?

Don’t worry, I know this woods like the back of my hand.
心配するな。おれはこの森をよーく知ってるんだ。
手をつけるのが一番 Hands on

This course offers a lot of hands on training.
このコースは実際に自分でやってみる訓練を提供します。
親指ルール? Good rule of thumb
広範囲に渡って適用できる基本的なガイドラインを指す。

A good rule of thumb is not to move quickly when you are dealing with animals.
動物と接するときに一番大事なルールは急な動きをしない事です。
親指はコントロールが効くのだ Under my thumb
先ほど出て来た”all thumbs”と矛盾するが、親指がうまく動かせると色々な道具を使いこなすことが出来る。Under one’s thumbs はコントーロール下にある状態を指す。ローリングストーンズの歌でもあったよね。

Who will drive us to the restaurant and back tonight?
今晩、レストランへの行き帰り、誰が車で送ってくれるの?

I will ask Yojo to drive us. He is under my thumbs, you know?
ヨージョーに頼む。彼は私の言いなりだからね。
文字通り「上手」 Upper hand

We definitely have the upper hand to the competitor in this race.
まとめ
「手」に関する表現はたくさんあります。会話にもすぐに使える便利な表現を覚えよう。体の部位に関する表現はまだまだたくさんあるので順を追ってこのクリシェシリーズで紹介して行くから読んでね。

アルコールに関するクリシェ表現なんてのもあります。
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