前回の投稿では「手」に関する表現を紹介した。今回は「頭」。よくあるクリシェ表現には英語的な要素がいっぱい。こう言った表現は単語そのものは分かっているのに、表現を知らなければ何を言っているのか分からない事が多い。よく使われる表現を選んでいるので、覚えて実際の会話に使おう。
脳がなくても大丈夫?
a no-brainer 頭を使わなくても簡単に分かる事だ。

Hey, Toby. Would you give me your dinner if I promise to be your slave for a week?
ねえ、トービー。一週間君の奴隷になるって約束するから、君の夕ご飯僕にくれない?

For sure. That a no-brainer.
もちろん。考える必要もないぜ。

I will just order him to give me his dinner for a week.
一週間、奴の夕飯を俺にくれるように命令すれば良いんだよ。
頭を上げて注意するのだ
A heads-up, は頭を上げる、下を向いて居る時に見上げる。つまり注意を促すことだ。

I hear there are many policemen on the road today. So watch out on the way back.
今日はたくさん警察が出ているって話よ。帰りは気をつけてね。

Hey, thanks for a heads-up!
おー、注意、ありがとう。
頭が泳ぐ時
My head is swimming 頭が泳いでいる。あまりの情報量に頭がクラクラしている。ユラユラ泳いでいる感じ。

Damn, man! You just told me too many chords and my head is swimming.
頼むよお前!コードの数が多すぎで訳がわから無くなったぜ。
頭の上を通り越していく
Over my head 理解を超えている状態だ。

Did you read “The Selfish Gene” by Richard Dawkins?
リチャード・ドーキンズの「利己的な遺伝子」読んだ?

I tried but it was over my head.
読んでみたけれど、僕には難しすぎたよ。

頭を伸ばす、酷使する
Rack one’s brains 一生懸命頭を働かせる。Rack は苦痛を与えたり、拷問する、伸ばす(体をじわじわ伸ばす拷問の一種が語源と思われる、コワ。)

What was is her name?
彼女の名前はなんだっけ?

I am racking my brains but I just can’t remember.
頭をフル回転させてるんだが、思い出せない。
頭がもげちゃう位
Taking someone’s head off 話し倒す

How did the meeting go with him?
彼との会合はどうだった?

It was very tiring. He was talking his head off.
疲れたわよ。あの男ひたすら話しまくってから。
まとめ
頭や脳は「自己」の中心であるので、頭に関する表現も結構ある。一旦覚えれば、結構会話などで耳に入ってきます。自分でも使えるように練習しよう。
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