紛らわしいこの3つの言葉は真ん中の母音が違うだけだ。A の発音の違いは日本人にとっては難しいところ。そして Adapt と Adopt は意味的に少し近いのでよく混乱しがちな言葉だ。
この3つの言葉の違う点を簡潔に整理してみよう。
Adapt 発音:潰れた「エ」に近い「ア」。意味:新しい状況に対応する。(自、他動詞)
Adopt 発音:「オ」に近い「ア」。意味:正式に自分の物にする。(自動詞)
Adept 発音:「エ」。意味:するのが上手い、熟練している。(形容詞)
Adapt :新しい状況に対応する、順応する

Was it hard for you to adapt to living in the States?
アメリカに住むのに慣れるのは大変だった?

No. It was easy. I am pretty adaptable.
いや、簡単だった。僕は順応性が高いの。
順応性、名詞は ”adaptability
pretty は綺麗という意味の他に「結構〜だ」という意味として使える。
例:I am pretty tired today. 今日は結構疲れている。

Are you going to come up with a new plan for the next project?
次の企画のための新しいプランを考えるつもり?

No, I am thinking of adapting the current plan for the next project as well.
いや、現在のプランを次の企画にも適応させようと考えています。

Adapt には自動詞としての用法と(最初の例文:目的語なし)、他動詞としての用法がある。
2番目の例文は the current plan が目的語なので、他動詞としての用法だ。

Have you watched the movie adaptation of the book?
その小説が映画化されたの観た?

No, I haven’t. I usually don’t like movies that are adapted from novels.
観てない。小説を映画化したのは大体において、あまり好きじゃ無いんだよね。
順応する、適応する、と言う意味から、「映画化」という用法につながる。
カタカナの「アダプター」はこの”adapt” からきている。

Adopt : 自分の物にする、採用する

I am so grateful that you adopted me, Yojo.
僕を養子にしてくれて感謝してるよ、ヨージョー。

I am lucky that I found you, Bugoo.
君を見つけたのはラッキーだったよ、バグー。

🤗
Adoption agency は養子を取るアレンジをする組織を指す。

Your English is getting really better!
英語が本当に上手くなってきているわね。

Thank you! I adopted the “Yojo Soul Method” and it is working.
ありがとう!「ヨージョー・ソウル方式」を採用したの。効果があるわ。
Adept : 長けている

My car doesn’t start. Are you adept at fixing cars?
車のエンジンがかからないんだ。車の修理は得意なの?

Sort of. I can try.
まあまあね。やってみようか?
Adept と使われる前置詞は通常 “at” だ。”Adept at ~” と覚えてしまおう。
Sort of = まあまあ。”So so” という表現は知られているが、代用として “sort of” を使ってみよう。
例:I sort of like beer, but wine is my first choice.
ビールはまあまあ好きだけれど、ワインが一番だな。
まとめ
これらの言葉は一見似ているので混乱するが、ちょっとよく考えてみると、全く違う事が分かる。
まあ紛らわしい言葉は、うろ覚えでいるからさらに紛らわしいのであるのが常である。
この機会に弱点を得意な分野にしてしまおう。

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