日本語を話す人にとって最も難しい「L」と「R」の発音。その違いで全く違う意味の言葉になってしまうケースの一つであるLiterally と Literary の違いを整理して、実際の英語で使えるようにしよう。

「文字通り」Literally で表現できる3つの使い方
基本的な意味は「文字通り」、「比喩じゃない」。使い方としては微妙に3つに別れる。
- 比喩的な表現ではなく、実際にそうである場合
- 明らかに誇張した言葉が全く当てはまるような場合
- 字義通りの場合
比喩的ではない、「マジで」

Do you remember when we went to the beach, there were literally thousands of pelicans.
前にビーチに行った時さ、ペリカンが本当に何千羽もいたの覚えてる?

Oh yeah, that was crazy.
覚えてる。あれはすごかった。
literally の後には、比喩的な表現として受け止められる可能性がある言葉が来る。この例文での ”thousands” は「何千もの」と、比喩的に言っているだけでなく、本当にそう、という感じだ。
「比喩的にじゃなくて、マジで…」。
例えば ” He became literally a millionaire.” (彼は文字通り百万長者になった。)の表現で、a millionaire は、比喩的に「富豪」と言っているのではなく、実際の金額合計が本当に百万ドル、と言いたいのが literally.
誇張した、「まさに」

How was he after hearing the news?
そのニュースを聞いた後、彼、どんな様子だった?

He was literally steaming with anger.
まさに湯気が出てるみたいに怒ってた。
誇張が嘘でない位に当たっている、という強調。「まさに」。
文面通りに、字義通りに

Where is Toby?
トービーはどこに行った?

He went hiking.
ハイキングへ出かけた。

Went hiking, suddenly?
突然ハイキング?

I told him to “take a hike”, and he took it literally.
「どっか行ってよ」って行ったら真に受けとって、本当にハイキング行っちゃった。
”Go take a hike”はイディオムで、「向こうへ行ってくれ」「僕の前から消えてくれ」という意味。
「文学的な」Literary
一方、「R」で終わる Literary は「文学に関する」、を意味する形容詞。
Literary critic = 文学評論家
Literary expressions = 文学で使われる表現
Literary device = 文学の手法
まとめ
紛らわしい英単語だが、実際の会話では 「literally」を使う場合はかなりある。しっかりと「L」の発音を心がけて自信をもって使おう。「文学的な」は「Literary」は「R」で終わる。reader (読者)の “R” と覚えても良いかもしれない。
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