綴りといい、発音といい、全く紛らしい3つの英単語。最初の2語、Eminent と Imminent は頻出する言葉で、覚えるのは必須だ。3番目の Immanent は少し難しい単語なので、あなたの趣味で飛ばしてしまってもOK。
ではそれぞれ、例文を見ながら違いを検証しよう!
Eminent
発音の違いを確認するためにあえてカタカナ表記すると「エミネント」となる。
名詞形は Eminence
Eminent のソウルは、「群を抜いている」、「抜きん出ている」という感じだ。そこから、「地位が高い、特別な、重要な、有名な、誉れ高い、賞賛される」、などの意味となっていく。また、「小高い土地」と言う意味になるのも納得できる。

I am reading a book by Kurt Vonnegut.
カート・ボネガットの本を読んでるの、わたし。

Kurt, who?
カート・ナンチャラって誰?

He was an eminent American author.
大御所のアメリカの作家よ。
Famous(有名な)よりも程度が高い。時代を超えて名が残る様なニュアンスがある。


Do you know the director is from a family of eminence?
課長さんて「良いとこの息子さん」だって知ってた?

Really? He doesn’t look like one.
ホント?そんな風には見えませんね。
“The castle was built upon a grassy eminence.” 「そのお城は草地の高台の上に建てられていた」
また、Eminent domain という言葉があるが、私有地を国が国政に重要だと指定し、買収する土地を指す。道路建設、やダム、軍事基地などの建設のために起こる。「重要」という意味だ。
Imminent
Eminent は「エミネント」だが、Imminent の発音は「イミネント」となる。母音の「エ」と「イ」の一字が違うだけなので混乱するケースが多いのだ。
意味は、「今にも起こりそうな、起こる寸前」だ。どちらかと言うと、災害や、事故などの、悪い出来事が起こる場合に使われる。

How is he doing?
容態はどうなんでしょうか?

We need to take care of the imminent threat of his algetic reaction. But he will be alright.
直ぐにでも起こる危険性があるアレルギー反応をまず対処します。でも大丈夫ですよ。

Look at that nasty-looking cloud over there.
向こうにの険悪な感じの雲みてよ。

Oh, boy! A big storm is imminent.
ありゃー!大きな嵐が来る寸前だね。

Immidiate = 「即座に」という言葉があるが、最初の4文字が Imminent と同じで、意味的にも近い。Imminent と Eminent を区別して覚えるためのヒントとなる。
Immanent
難し目の言葉だが、発音が Imminent とほぼ同じであるので、気をつけよう。
これを機会に覚えてしまっても良いし、そんな難しい話は読まない、話さないのであれば飛ばしてもいい。
「内包する」、「もともとある」、「生まれながらにある」という意味だ。
例)
The automatic hostility towards something different from you is immanent in
哲学などで出てくる意味としては、「経験や知識で知り得る範囲にある」となる。

例)、を出したかったけれど、哲学的な深い例文が思いつきませんでした。ごめんなさい。
まあ、こんな意味もあると覚えといて!
まとめ
Eminent、 Imminent、 Immanent。なんか、早口言葉のようではあるが、整理してしっかり覚えて使える語彙にしてしまおう!
エミー賞は「抜きん出ている人」へ= Eminent エミネント
Immideate(イミディエイト) は「今直ぐに」= Imminent (イミネント)
なんて覚え方はどうだろうか?

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