Easy のソウルは「肩に力が入っていない状態」だ。
つまり、「難しい (difficult)」の反対である「簡単 (Easy)」 は「楽にできる(力を入れずにできる)」から簡単なのだ。
Easy does it. は「力まずにやれば上手くいくよ。」
それって色んな事に繋がるアドバイスだよね。
そう考えると映画、「Easy Rider」は「簡単なライダー」ではなく、「力んでいないライダー」、「気楽なライダー」であるのが分かる。しかし日本語でダサくない言葉が当てはまらないので邦題は「イージーライダー」となったのは納得がいく。
Easy
Easy money は苦労無く入ってきたお金。同じように、 Easy love も良く聞く表現だ。
Easy chair が安楽イスであるのも理解できる。
She is easy. と言う場合は、簡単に誰とでも付き合う、軽率なと言う意味にもなるのだ。
Easy come, easy go. 苦労せずに手に入ったものは、簡単に無くなってしまう。という決まり文句も良く分かるだろう。
Go easy on ~ は ~に対してキツくやらない、ほどほどにしておくと言うニュアンスだ。

Please go easy on me!
キツくしないでね!

動詞としての Ease
無理に力を入れずにやる動作が動詞としてのEase だ。
Ease into ~ は、~に無理なく入れていく、つまりやさしく始める事になる。

You should ease back into the regular activities.
日常の活動に無理せずにゆっくり戻ってください。
また、軋轢や無理な力を抜く、「緩和する」という意味にもなる。

Take these pills. They will ease your pain.
この飲み薬を服用して下さい。痛みを緩和します。
名詞としての Ease

She was at ease on the stage.
彼女はステージでリラックスしていた。
力の入っていない状態=リラックスしている、となる。
逆の表現は

I was ill at ease speaking in front of a large audience.
大勢の人の前で話すのは居心地が悪かったよ。

まとめ
失敗するときは大体において、力が入り過ぎている時だ。
But it is not always easy to go easy.
実際には結構難しい。自分の事ながら、つい焦ったり、興奮するあまり力が入り過ぎることは良くある。
常に呼吸を深く整える事で随分と改善できるが、まだまだ修行が足りません。
Take it easy, friends!
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