「なぜ」という疑問の文を作るのに、こんなに簡単な口語表現があるのを知ってた?
くだけた表現のためか、学校では教えない。
しかし実際にはかなり頻繁に使われるとても便利な疑問形を紹介しよう。
How come + 普通の文
それだけで疑問の文が出来ちゃう。be動詞をひっくり返す必要もないので、とりあえず “How come?” と疑問を投げかけておいて、普通の文をつけるだけ。
さすがに文章を書く時には使わないけれど、カジュアルな会話でなら大いに役立つ。映画やテレビでもかなり耳にする表現なので、実際の英会話では知っておかなければならない言葉でもある。
How どうやって come くるのか=どうしてそうなるの=なぜ

How come I have to do tricks, like “sit” and “down”, but Toby doesn’t have to?
なんで僕は「おすわり」とか「ふせ」とか芸をしなければいけないのに、トービーは良いの?

That’s because you are a dog, and Toby is a cat.
それは君は犬で、トービーは猫だからだよ。

How come cats can get away with it?
なんで猫は大丈夫なの?

Cats are superior to dogs, don’t you know?
猫は犬よりも偉いんだぜ。知らないのか。

Who says?
誰がそんなこと決めるんだ?

I say.
俺だ。
get away with ~ = 咎められずに逃げらる=〜しても大丈夫=ゆるされる

How come you didn’t come to lunch with us?
どうしてお昼ご飯食べに一緒に来なかったの?

Well, I didn’t feel good.
まあ、ちょっと調子が悪かったんだ。

Oh, how come you didn’t tell me?
あら、なんで言わないのよ?

Well, I didn’t want to make you worry.
いや、心配させたくなかったから。
このように、how come のあとは通常の疑問形 (Why didn’t you tell me?) は作らなくても良い。長い文でも後につけることもできる。

How come you went to the store but didn’t buy a bag of dog food although you bought a six pack of beer for yourself?
なんで買い物に行ったのにドッグフードを買わなかったの?自分にはビールの6パックを買ったくせに。

Sorry, I completely forgot.
ごめん。完璧忘れてた。
文の最後につけることも出来る。

You like working for the company, how come?
その会社に勤めるの好きなのね、どうして?

Because they pay me well.
給料が良いのさ。
まとめ
How come に普通の文をつけるだけ。口語的な表現なので、文を書く場合や、プロフェッショナルな場面では使わない方が良い。
でも会話では非常に便利だし、実際の会話ではよく耳にするので絶対に押さえておかなければならない表現だ。
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