ここ数回の投稿で、ネイティヴも混乱するこの二つの言葉をはっきりと理解できるよう解説している。Lay 自体については前回の投稿でカバーしたので、今回は Lay を使った熟語をやろう。
苦情を人の上にのせる? lay it on

Toby
I have lots of complaints about you.
君に関してたくさんの苦情があるんだけれど。

Bugoo
You do, huh? Ok, lay it on me.
あらそう?じゃ、どんどん言ってよ。
アナ訳
Lay には、敷いたり、重ねたり、塗ったり、層をつくる、と言ったように、平たい感じの物、時にはズシッと重い物を横たえる感覚がある。レイヤー(層)というカタカナ語はこの lay からきている。苦情や、あまり聞きたくないニュースや事柄を聞かされる場合に、皮肉的に、じゃ、ズシズシと私の上にのせて、重ねて下さいな、という感じだ。深刻な情報を、「重い話なのは分かっているけれど、胸を打ち明けな。」という感じで、“Go ahead, lay it on me.” なんて言う事もできる。
POINT
“Lay it on 人” と、 it も含めて一つの表現として覚えてしまおう。
ベットリと厚く塗りたくる lay it on thick

Mickey
Man, this guitar solo is just too much!
うわー、このギターソロはちょっとやり過ぎだな。

Yojo
I know, she is laying it thick.
ほんと、これでもか、って感じだな。
見出し
この表現のソウルは、例えばバターやジャム、あるいはソースとかを厚く塗ったり、かけたりすると、味的に「やりすぎ」になる感覚。
POINT
お世辞をたっぷりやるのも Lay it on thick。意図的にゴッテリやる場合で使う事もできる。
まとめ
親密に言葉のソウルを理解して体感するとその言葉は忘れない。そしてまた混乱も防ぐのだ。
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