Mean がもつ別の語源とその使い方

英語レッスン

前回 mean について、第一の定義、「つもり」をカバーして、その表現を学んだけれど、今回はその他の定義、「中間」、そして「方法」を意味する場合の表現を調べよう。

Mean のソウル

mean の別な語源は middle。「中間」に関係した意味の形容詞として使われる。中間=平均=平凡な=庶民の=大したことない=あまり良くない=下品な=了見の狭い=せち辛い=意地悪=情け容赦ない=すごい、というニュアンス。数学的には「平均値」を意味する。

Mean の用法

Bugoo
Bugoo

Hey, Yojo, can I have more food? Toby ate mine.

ヨージョー、もっとご飯ちょうだい。トービーが僕のを食べたんだよ。

Yojo
Yojo

Sorry, but, no. You should eat it right away.

悪いがダメだな。すぐに食べるべきなんだよ。

Bugoo
Bugoo

Don’t be so mean!

そんなに厳しくするな!

アナ訳

意地悪=情け容赦ない=厳しい

Do you like John Lennon?

ジョンレノン好き?

I like his music but I heard that he was a mean man.

レノンの音楽は好きだけれど、意地悪な男だったらしいって聞いたよ。

POINT

アメリカの口語的な使い方では「意地悪な」を意味することが多く、その他の、平凡な、しみったれた、下品な、パッとしない等の意味で使う場合はあまり無いように感じる。

How about Eric Clapton?

エリッククラプトンは?

I love him. He is a mean guitarist.

大好き。彼はすごいギタリストだよね。

アナ訳

情け容赦ないほど=すごい

POINT 

これは逆説的に、口語表現としてよく使われる表現。例えば 車や、バイクを “mean machine” 「すごい性能の良いマシン」と言ったりする。「泣く子も黙る」、的な意味 。

さらにもう一つの意味

Means と複数形で、方法=手段=使える資源=予算 という意味で使われる。

I am living beyond my means. = 自分の予算以上にお金を使っている。

He is a man of means. = 彼はお金持ち。

Means to an end. = 目的を達成するための手段。

means of transportation = 交通手段

Means を使ったイディオム

By all means

Toby
Toby

Can I go outside?

外へ行っていい?

Yojo
Yojo

By all means.

もちろん。

アナ訳

どんな手段・意味でも=もちろん

POINT

反対は by no means。絶対ダメ。

by any means

Bugoo
Bugoo

Are you a man of means?

君はお金持ち?

Yojo
Yojo

I am not rich by any means but I am happy.

どう考えても裕福じゃないけれど、幸せだよ。

アナ訳

どんな意味でも=どう考えても

Toby
Toby

I will get what I want by any means necessary!

僕の欲しいものはどんな手段を使っても手に入れる!

Bugoo
Bugoo

Man, you are determined.

おお、決意が固そうだね。

アナ訳

必要であるいかなる手段を使って=どんな手段を使っても=絶対に

まとめ

mean のもつ3つの意味を前回のレッスンと合わせて学びました。「つもり」の場合は動詞として、「中間」の意味では形容詞、そして「手段」は複数形の名詞として使われます。

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