以前の投稿で、「当たり前の動詞の知らなかった用法」と題して [Find] について考えてみた。
知っているつもりの基本動詞に微妙に日本語の感覚と違うソウルがある事があるよね?そんな部分を体感するのは英語的なセンスを養うコツだ!

One word; 英語ソウル!
今回は Put の概念、抽象、つまり”アイディア”を操作する表現に注目しよう。
意味は広いがニュアンスは同じ
「置く」、「固定する」、「くっ付ける」、「着る」という意味は、Put の基本的な意味である、「物をある位置に手で動かしてそこに固定する」というニュアンスでカバーできる。
Put it down.(下に置く。)
put it on the table. (テーブルに置く。)
put it on the ceiling. (天井に付ける。)
put a pair of jeans on. (ジーンズを履く。)
「お金を置く=払う」、put money down、あるいは、put it down on a piece of paper. 紙に文字を置く=書く、という表現もカバーできる。
さらに、概念的に、ある「気分に置く=させる」

That dog always puts me in a bad mood.
あの犬にはいつも嫌な気分にさせられる。
似た表現で、put somebody down っていうのがある。ダウンな状態にさせる、意気消沈させる、身の程をしらせる、という意味だ。

Don’t let anybody put you down.
人の嘲笑を気にするなよ。

「考え」を扱うイメージ
Let me put it this way,
「言うならば、こう」
という表現を聞いた事がある?人に何かを説明している時に、この視点で考えて欲しいという方向を提示する時に使える。
「”それ”をこんな方向に置いてみよう 」、つまり、考え方や視点を提示する、述べる 時にも Put が使える。

Come! Bugoo.
バグー、おいで!

No, I rather be sniffing around here a little longer.
嫌だよ。もうちょっとこの辺嗅ぎ回っていたいの。

Let me put it this way; if you don’t, I’m gonna kick your ass!
これさ、来ないとケツ蹴飛ばすぞ!って言うことです
考えを、ある位置や方向に「置く = Put」という事が、ある意味や、スタイルで表明する、言う、書いたりする意味になるのが納得できる。
その他の例:
As you put it
あなたが言うように
Put it simply…
簡単に言うと、

I think driving is the most dangerous activity in the modern life, put it harshly.
激しく言うと、運転する事は現代社会において最も危険な行為だと思います。


Would you like a watermelon?
スイカいかが?

No, thank you.
いえ、結構よ、ありがとう。

This is the best watermelon from Hermiston, Oregon. Might be the last one of this season, too. Are you sure?
食べないの?オレゴンのハーミストン産の最高のスイカよ。今期最後かもしれないし。

Ok, I will eat some. If you put it that way.
そう言う事であれば少しいただくわ。
まとめ
Put のソウルが分かったかな?Put に前置詞がつくフレーズはかなり多いが、基本のコンセプトで大体の意味分かるはずだ。
そんな表現を自分で使うためには覚える必要があるが、その場合も基本のソウルを考えながら覚えるのは有効だ。

基本動詞を再認識する投稿は他にもあるよ。
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