自動詞と他動詞の二つをガッチリ理解するのは英語のコツだ。
動詞の種類が分かると文の構造が分かりやすいからだ。
ほぼ全ての文は主語Sが来て動詞Vがくる。それを認識するのは最初のステップだが、動詞の種類、「自動詞なのか、他動詞なのか」をしっかりと認識すると、その後の補足情報の構造が分かる。
文法用語に苦手感を抱く人はいるかもしれないが、難しいことでは無い。
以前の投稿でもカバーした、英語をスラスラにするための最も重要な事:
品詞は意味・情報のカタマリとして、文の構造を自然につかみ、語順そのままで頭に入れていく
も復習しよう。
自動詞 Instransitive Verb
主語のアクションが自己完結している動詞=主語以外の物に影響しない=アクションの対象が無い=目的語が無い。
主語と動詞だけで文が成り立つ。
例: I run. 私は走る。
他動詞 Transitive Verb
主語のアクションがその他の物に影響する動詞=対象の情報が必要になる=目的語が必要になる。
主語と動詞に加えて、目的語、そして、それを説明する補語が必要になることもある。
例: I run some tests. 私はいくつかのテストを行った。
同じ場合と、違う場合
上記の例、run のように英語では一つの言葉が自動詞としても、他動詞としても機能する場合が多い。
日本語と大きく違う部分なので注意が必要なのだ!
また、自動詞だけ、あるいは他動詞としてだけ機能する動詞もある。
例えば、横になる Lie down (自動詞); 横に寝かせる lay down (他動詞) の違いだ。
ここではいちいちそれを挙げることはしない。でも、これからは、英語を使うときに、動詞がどちらの種類であるのかを意識してみよう。
受け身か能動なのか
自動詞、他動詞の区別は、文の構造が受け身形になるのか、能動態になるのかも決める。
例として Surprise を見てみよう。自動詞?他動詞?

Does the fact a dog speaks surprise you?
犬が喋るって事実に驚く?

Yes! I was surprised so much that I thought I was going insane.
まったくよ!びっくりして気が変になったかと思ったわ。

Yes! It surprised me so much that I thought I was going insane.
Surprise は他動詞だ。つまり目的語を「驚かせる」ので、自分が驚いた場合は、目的語に「驚かされる」と受け身形になるのだ。
まとめ
難しく考えずに、まずは2つの動詞の違いを考えよう。そして英語を使う時にしっかりとこの二つを認識しよう。
新しい動詞を学ぶ場合には辞書で [Transitive Verb] なのか [Intransitive Verb] なのかを確認して覚えるようにしよう。
それだけでもずいぶん違いが出る!
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