Come の意味は自分自身に対してやって来る。あるいは自分ではなくても、何らかの中心やポイントに向けて「来る」「到達する」というニュアンスだ。
日本語の「行く」、「来る」と、ずれがあるのが興味深い。もう一度 come という動詞を再認識してみよう。
基本動詞のエッセンスを深く理解することは、自然な英語のための秘訣なのだ!
Come のソウル
先日、出先から妻に “I am going home.” とテキストした。これから家に向かうから、と。すると “I am coming home.” と言うべきだと指摘された。
たしかに、家に帰って来た場合は I came home. それは自分がすでに家にいるワケだから自然だ。でもこれから家に向かう場合には日本語的な感覚とはズレがある。これは「自分の家」というのが「中心」の概念を持つからだろうか。
それが人の家の場合は 「go home = 家に帰れ」、だし、それに先ほどの “I am going home.” は、僕の友達に対して言う場合は問題ない。
Come and ~

Hey, Yojo, come and check this out.
ヨージョー、ちょっと来て、見てよ。

Ok, let’s see what you’ve got.
オッケー、何なの?

A dead mouse for ya!
死んだネズミ。はいどうぞ。

How nice!,,,, not!
素晴らしい…、じゃないだろ!
来て、見てみる。and を省略する場合もままある。come check this out
come see, come listen, come look, come and tell, come sing こっちに来て〜しよう

Was I perfect?
僕、完璧だった?

No. Didn’t even come close.
いや、全然ダメだったわよ。
近づきもしなかった=全然ダメ

How was the meeting yesterday?
昨日のミーティングはどうだった?

We didn’t come to conclusion.
結論には達しませんでした。
来る=達する
The story finally came to the last chapter. = 物語はとうとう最終章に達した。この「達する」という意味が俗語的にオーガズムに達するという意味としても使われる。

How is the project coming along?
企画はどんな調子で進んでる?

It is coming nicely.
順調に進んでいます。
やってきている=進んでいる
この表現を英語では ’go’ に置き換えることはできる。日本語では、進んでいる=行っている、は go に近く、やってくる= come は使わないところが面白い。

We bought you a new rain jacket, Bugoo.
新しいレインジャケットを君に買ったよ、バグー。

Thank you! But, red? I am not crazy about the color、man. Do they come in different colors?
ありがとう。でも、赤?あんまり好きな色じゃないな?他の色はあるの?

They come in yellow also.
黄色がある。

Not yellow, no. Ok, I will take it.
黄色はイヤだな。しょうがない、それを選ぶよ。
come = 来る = 用意されている = ある

I used to have long hair, coming down to my shoulders.
昔は肩に届くくらいの長髪だったんだよ。

That sounds creepy.
不気味に聞こえる。

It was creepy; I admit.
気味悪かったのは認める。
肩まで来る=届く

What is that strange sound?
あの変な音、何かしらねえ?

The sound is coming from the refrigerator.
冷蔵庫から聞こえる。
やって来る=(音、匂い、光などが)する、でる。
まとめ
come の日本語的な受け取り方との違いや、英語的な使い方を押さえてみた。次回は前置詞をつけたイディオムをみていこう。

ちなみに最後に come を使った便利な表現をおぼえよう。
“Come to think of it,” 「考えてみると、」
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