基本的だけれども以外に奥が深いGet を使った表現を、パート1から続いて見ていこう。
言葉のソウルをつかめばいちいち日本語訳を丸暗記しなくても実際に英語で考えるときにすぐに出てくる。

前回の投稿のGET の理解パート1を復習しよう。
Get のソウル
手に入れる=動作を起こして手に入れる=そこに到達する=そうなる

GET を使った表現
アメリカ西部の砂漠、荒野は雄大に広がって大好きなんだけれど、限りなく単調ではある。ある時、車の中で一泊した翌朝、疲労した状態で方向を混乱し、反対方面、元来た道を逆走した事がある。しばらくして、道路標識に”Bakersfield 100 Mile”って書いてあるのに気がついた。まてよ、それは、昨日通り過ぎた街じゃないか!

What happened, Yojo?
どうしたの、ヨージョー?

Sorry, I got really tired and I just got confused…
ごめん、あまりにも疲れていて、ちょっと混乱しちゃったよ。
Got confused
get (手に入れる/そうなる) + confused (状態) =混乱する
手に入れるその状態を説明する動詞が受け身形。get とつなげて色々な表現ができる用法。

Did you eat enough, Toby?
トービー、十分食べた?

I got satisfied.
満足した。
次は Get + 形容詞。例えば、 angry、 happy、 wet など。

Let’s go for a walk.
散歩に行こうよ。

No, it is raining. I don’t want to get wet.
いや。雨降ってるじゃん。濡れたくない。
I am ~, He is ~ の表現と、どう違うが疑問に思うかもしれない。ニュアンスの違いは get にはそういう状態になるというアクション、動作が示唆されているということ。
次は Get + 前置詞。例えば get in, get out, get up, get down、これらはイディオムとしていちいち覚えなくても、get の持つ、その状態を手に入れるというアクションを含んだイメージを理解すると自然に分かってくる。

I know it is raining. But we need to exercise. Let’s get out!
雨降ってるけれど、運動しなきゃ。外へ出よう!

Noooo!
おまけのイディオム、get going

Alright, guys, we need to get going.
おっけー、じゃ、みんなそろそろ行かなきゃ。
get going
じゃあ、君たち、私ら動いている状態を手に入れなければ、そろそろ=じゃあ、僕らそろそろ行かなきゃ。
goingを使った表現は特殊で他にはing動詞をget と組み合わせる事はあまりないのでイディオムとして覚える。ちなみにこの表現は、行かなければ=そろそろ失礼します、というニュアンスでも使える。
まとめ
Get (状態を手に入れる = そうなる) + その状態の説明で 「その状態にになる」という表現。
[状態]を表すのが受け身形の動詞 ( drunk, confused, satisfied, tired)の場合。
前置詞(in, out, up, down etc)の場合。
形容詞の場合(upset, angry, happy, wet)。
そして特殊な get going。
これらはイディオムとしていちいち覚えなくても、get の持つ、その状態を手に入れるというアクションを含んだイメージを理解すると自然に分かってくる。このパターンに知っている単語あわせて文作る練習をしよう。

パート3に続くのだ!
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